火災は燃え広がる前の初期消火が重要です。
いざという時のために家庭で起きる火災の初期対応を知っておきましょう。
泉中学校2年 安藤はなさん
【天ぷら油に火がついたとき】
- 消火器または天ぷら油火災用の消火器具を使用する。
- 調理器具のガス栓を止める。
- 鍋にきっちり合うフタがあれば、手前から炎を押さえるようにフタをする。
- 消火器がないときは、鍋の口より大きなふきんや厚い布を、水滴が落ちない程度に濡らして手前から鍋全体を覆うようにかぶせる。
(注)火が消えてもすぐにフタをはずすと再び燃えだすことがあるので、油が冷えるまでそのままにしておく。
絶対に水をかけない。(急激に炎が大きくなります)
【石油ストーブから火が出たとき】
- 消火器を使用する。
- 消火器がないときは、濡れたシーツを上から覆うようにかぶせる。
- 大きなバケツ1杯分くらいの水を勢いよく一気にかける。
【電気器具から火が出たとき】
- プラグをコンセントから抜く。
- コードが燃えていたりくすぶっている時は、ブレーカーを切ってから消火する。
- 消火器を使用する。ない場合は水をかける。
(注)いきなり水をかけると感電の危険があるので、通電していないことを確認してから消火する。
【カーテン・ふすま・障子に火がついたとき】
- カーテンから天井に燃え移る前に、カーテンを引きちぎり、床に落としてから消火を始める。
- ふすま・障子が燃えたときは、蹴り倒して水や消火器で消火する。
- 消火器がないときは、布団や毛布をかぶせて水をかける。
(注)ふすまや障子は裏側も燃えている可能性があるので必ず確認すること。
なるべく防炎製品や不燃材を使用する。
【着衣に火がついたとき】
- 地面を転がりまわって火を消す。
- 浴槽の水をかぶるか、浴槽に飛び込む。
火の勢いが強くて近づけない場合や、天井まで火が広がった場合は、すぐに消防署に119番通報をしてください。
また、家族や近所に火災が発生したことを知らせて避難してください。